書籍紹介

【ビジネス書要約】5分でわかるベストセラー!人生に役立つ名著『チーズはどこへ消えた?』

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社会がコロナ感染拡大による変革の真っただ中にある今、私勇者がおすすめしたい書籍!

『チーズはどこへ消えた?』をご紹介します。

全世界で2500万人以上に読まれている大ベストセラーであり、94ページという短い物語に人生に役立つ教訓がぎゅっと詰まっています。

 

 

こんな人に読んでほしい

・現状に不安や不満を抱きながらも、現状維持を続けている人

・読書をする時間があまり無い、読書が苦手な人

 

現在、社会情勢は大きな変革期を迎えており、生活環境や職場環境が変化した方も多いでしょう。

そんな中、仕事・恋愛・家族のことなどで、不満や不安がありながらも「人生なんてこんなものだ」と達観したフリをして自分を納得させていませんか?

例えば、毎朝朝9時に出社。毎日同じ業務をこなし、なんとなく残業をして、周囲の顔色をうかがいながら時間をうかがって退社する。

「社会人は皆、決まった時間に出社して、文句を言わずに与えられた仕事をこなすのが当たり前だ」と現状維持を受け入れている人は多いはずです。

しかし、成功者と呼ばれる人を見てみれば、既に地位や名誉を手に入れているにもかかわらず、誰一人として現状で満足している人はいません。

本書は、そんな「変化を恐れ現状維持を好む者」と「変化を受け入れ探求する者」の対比が描かれています。

 

 

登場人物

〇ネズミのスニッフ

変化を敏感に察知するタイプ。
チーズが減ってきているという環境の変化を察知し、「いつかはチーズが無くなる」と予測して行動してく。

 

〇ネズミのスカリー

あまり賢くはないが変化に対して素早く動くタイプ。
突出した行動力で次のチーズ見つけるために奔走する。
誰よりも早く動けばその分の『先行者利益』があると本質的に理解している。

 

〇小人のヘム

変化に最も臆病であり、現状を脱却できないタイプ。
根拠のない希望で慰めたり、責任を他人に転嫁したりして、チーズが消えてしまった状況を受け入れず、現状を脱却できない。

 

〇小人のホー

考えは慎重だが、現実を受け止めることができる。
葛藤をくり返しながらも、自分を変えていく行動を取ることができ、最後にはチーズがあるかどうかより、探索する行為そのものを楽しめるようになる。
本書では、最も人間らしいキャラクターとして描かれている。

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【 あらすじ 】
ヘムとホー、スニッフとスカリーはいつも迷路にチーズを探しに行っていました。

ある日、2人と2匹は、迷路にあるチーズステーションCという場所で大量のチーズを見つけました。

みんな大量のチーズを毎日食べて、満足いく日々を過ごしていました。

しかし、みんなで毎日チーズを食べていたので、チーズはどんどん少なくなり、ついに無くなってしまいました。

チーズが無くなると、ネズミのスニッフとスカリーは、またすぐに迷路に新たなチーズを探しに行きました。

対照的に小人たちは、現状を受け入れられませんでした。

「こんなことがあっていいわけがない」

「チーズはどこへ消えた?!」

「チーズが消えた原因を調べなければならない」

「明日になればチーズは戻ってくるかもしれない」

とチーズが無くなった後もステーションCに留まりました。

迷路を探索する日々に戻ったネズミたちを小ばかにしながら、毎日ステーションCのチーズを確認しに行く日々を過ごしますが、少しずつ、チーズはもう戻らないかもしれないと気付き始めます。

チーズが手に入らない日々が続くなか、小人のホーは空腹の現状を打開するため、チーズステーションCから離れることを決意します。

小人のヘムは「そんなことをしてチーズが見つからなかったらどうするんだ」と止めますが、それでもホーは、「人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない」とヘムに言い残し、迷路へと旅立ちました。

小人のホーは毎日、「チーズなんて見つからないかもしれない」という恐怖を抱きながらも迷路の探索を続け、結果的に『チーズステーションN』という場所にたどり着きます。

チーズステーションNのチーズはチーズステーションCとは比べ物にならない程の量と種類があり、ネズミたちも先にその場所にたどり着いていました。

そして、ネズミのスニッフとスカリー、小人のホーはその場所で幸せに暮らします。

一方、ステーションCに残った小人のヘムがどうなったのかは、誰もわかりません。

 

 

 

 

いかがでしょうか?

ネズミと小人が出てくるかわいらしいお話ですが、自分の境遇と照らし合わせると

『新しい変化や挑戦がいかに大切か』

を教訓として学べるお話しだった思います。

私たちの生活に置き換えるのであれば迷路は人生です。

ステーションCやチーズは何に置き換わるでしょうか?仕事や恋愛、家族など読み手によって変わるでしょう。

環境が変化したとき、新たな挑戦をした方が良いと頭で思っていても、なかなか行動に移すには勇気がいりますよね。

「もしも自分がこの迷路にいたら、誰と一緒に行動するか」と考えてみれば、自分の行動が見えてくるはずです。

 

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